神通川清流環境賞

設立趣旨

一般財団法人神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会(以下「当法人」といいます。)は、神通川流域住民が過去に神岡鉱業から排出されたカドミウム等の重金属による甚大な人体被害、農業被害を受けたことに対して、これによって被った被害の回復、防止等を行い患者の救済をはじめとする地域の再生に寄与してまいりました。

平成25年12月に被害団体と三井金属鉱業ら間において「全面解決」の調印をしましたが、当法人は引き続き患者救済と地域再生等に取り組むとともに、これからは「イタイイタイ病及びカドミウムによる神通川流域の汚染があったことを風化させないための啓発活動事業」を通して、将来にわたりこの活動を継続・風化させないようにすることを目的とし、神通川清流環境基金を設けてこれに資するための事業活動を行うこととしました。

開催について

神通川清流環境賞表彰式
令和6年2月下旬
開催を予定しております。

各事業の表彰対象

  1. (1)イタイイタイ病研究等事業イタイイタイ病またはカドミウム被害(以下「イタイイタイ病」という。)に関する、調査、研究、広報、教育、学習の取組みで、社会的、学問的、教育的、又は技術的に意義のある個人、団体を表彰します。
  2. (2)環境保全活動事業富山県内の河川(用水・池沼を含む)の水質や環境の維持保全をはかる活動またはイタイイタイ病の風化防止の活動を広く表彰・支援する。
  3. (3)清流環境作文コンクール事業立山連峰や神通川をはじめ、富山は豊かな自然に囲まれています。私たちは、小学生のみなさんに、生活や体験、自分自身を振り返り、自然のすばらしさや環境の重要性について考えを深めていただきたい。また、生活と自然環境保護の観点から県民を苦しめたイタイイタイ病の歴史を振り返って、多くのことを学んでいただきたいと考えています。
    このような考えから私たちは「清流環境作文コンクール」を開催することにいたしました。この作文コンクールは、生活に根ざした富山の自然環境についてみなさんの思いを新たにするという願いを込めています。
  4. (4)環境啓発講演事業適時にイタイイタイ病及び環境保護一般に関する講演会等を実施します。

各事業の詳細及び特長について

  1. (1)イタイイタイ病研究等事業第7回神通川清流環境賞の応募要項
  2. (2)環境保全活動事業第6回環境保全活動の応募要項
    <特長>地域の自分たちが出来る小さな活動を表彰の対象として、住民の交流活動が活発になるように応援します。
  3. (3)清流環境作文コンクール事業第6回清流作文コンクールの応募要項
    <特長>表彰には学級・学校を対象にした清流環境奨励賞を創設して、がんばってくれたところを応援します。そしてその副賞としてイタイイタイ病に関係した方々(語り部の講話等)を派遣して公害、環境教育の一助になればと考えています。

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