2010 (平成22)年 |
2月 | 石井隆一知事は「イタイイタイ病資料館」を県立設置する旨発表 |
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2月11日 | イタイイタイ病対策協議会名誉会長小松義久さんが逝去、享年85才、告別式 セレモニーホール西(蔵島)、石井隆一富山県知事弔問 | |
8月27日 | 第1回県立イ病資料館整備・運営等検討会議が開催される | |
8月29日 | 富山県知事が県立イタイイタイ病資料館の整備基本設計を発表 | |
2011 (平成23)年 |
3月10日 | イタイイタイ病対策協議会副会長江添久明さんが逝去、享年85才 |
3月12日 | 小松義久さんを偲ぶ会および「語り継ぐイタイイタイ病住民運動」出版記念の会を開催(於 富山県民会館) | |
8月6日 | 立入調査40周年記念シンポジウムを開催(於 富山県民会館) 記念講演:宮本憲一大阪市立大学名誉教授 演題 イタイイタイ病問題解決の歴史的意義 特別報告:倉知三夫京都大学名誉教授 演題 神岡鉱山発生源対策40年に学ぶ パネルディスカッション 排水関係:畑明郎(元大阪市立大学大学院教授) 排煙関係:高橋光信(金沢大学教授) 休廃坑関係:坂巻幸雄(元通商産業省地質調査所) 植栽関係:廣井敏男(東京経済大学名誉教授) 発生源対策の社会的意識・藤川賢(明治学院大学教授) まとめ(司会):山田 博(イ病弁護団弁護士) |
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8月7日 | 第40回神岡鉱業への全体立入調査を実施 | |
11月12日 | 第30回イタイイタイ病セミナーを開催(於 富山第一ホテル) 講師:津田敏秀 (岡山大教授)、青島恵子 (萩野病院長) 住民主催のセミナーは今回をもって終了 |
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2012 (平成24)年 |
3月17日 | 富山県主催 神通川流域カドミウム汚染農地復元事業完工式挙行 33年間 総事業費407億円(於 婦中ふれあい館) |
4月29日 | 富山県立イタイイタイ病資料館がオープン(富山市友杉151番地) | |
7月11日 | 立入調査40周年記念シンポジウム記念報告集を発刊 | |
8月9日 | イタイイタイ病勝訴判決40周年の集いを開催(於 富山県民会館) 講師:豊田 誠弁護士(元イ病訴訟弁護団) |
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2013 (平成25)年 |
5月6日 | イタイイタイ病弁護団元団長近藤忠孝弁護士が逝去、享年81才 |
12月17日 | 三井金属鉱業及び神岡鉱業と「神通川流域カドミウム問題の全面解決に関する合意書」の調印式を開催 健康管理支援金制度に関する協定書を締結(いわゆるカドミウム腎症救済) 三井金属鉱業仙田貞雄社長・神岡鉱業吉田亮社長・神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会代表・イタイイタイ病対策協議会会長髙木勲寛・6地区神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会会長・立会人に石井富山県知事・老月富山市副市長・イ病弁護団長朝倉弁護士 |
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2014 (平成26)年 |
8月28日 | 支援制度による弔慰金の支給に関する協定書を三井金属と締結 一般財団法人神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会を設立 |
9月13日 | 一般財団法人神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会の設立報告会 講演:冒険家白石幸次郎氏 来賓:石井富山県知事(於 ホテルグランテラス富山) |
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2015 (平成27)年 |
3月20日 | 第50回イタイイタイ病対策協議会総会を開催(於 清流会館) イタイイタイ病対策協議会結成50周年事業を提言(顕彰碑建立および記念誌発刊) |
6月10日 | 平成27年度環境大臣表彰受章・環境保全功労者受賞 髙木 勲寛会長(於 グランドアーク半蔵門) |
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7月12日 | 富山県公害健康被害認定審査会開催(患者2名認定・要観察者1名判定)、合計患者200名(生存者6名) 要観察者341名(生存者3名) | |
10月4日 | 第44回神岡鉱業への全体立入調査を実施 「旧亜鉛電解工場の建て替え時には敷地地下の汚染土壌を撤去する合意書」を締結 |
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2016 (平成28)年 |
3月18日 | 第51回イタイイタイ病対策協議会総会を開催(於 清流会館) |
4月29日 | 加須屋 實 富山医科薬科大学名誉教授、春の叙勲で瑞宝中綬章を受賞される | |
7月24日 | 富山県公害健康被害認定審査会開催(要観察者2名が判定) 合計患者200名(生存者5名) 要観察者343名(生存者5名) |
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10月8日 | 第45回神岡鉱業への全体立入調査を実施 | |
11月12日 | イタイイタイ病対策協議会結成50周年記念事業、顕彰碑除幕式(於 清流会館前)、記念式典 (於 ホテルグランテラス富山)、記念誌発刊 | |
2017 (平成29)年 |
3月22日 | 第52回イタイイタイ病対策協議会総会を開催(清流会館) |
7月23日 | 富山県公害健康被害認定審査会開催(認判定はなし) | |
9月2日 | 廣井東京経済大学名誉教授告別式 | |
9月30日 | 第46回神岡鉱業への全体立入調査を実施 富山市環境保全課より初めて立入調査に同行 |
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10月18日 | 患者へ賠償金残額の支払を三井金属鉱業が認める | |
10月25日 | 全国新聞社出版協議会第7回ふるさと自主出版大賞郷土文化部門 最優秀賞受賞「イタイイタイ病 世紀に及ぶ苦難を乗り越えて」 |
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11月13日 | 第1回神通川清流環境賞選考委員会の開催 | |
12月14日 | 富山県議団(厚生環境委員会)が神岡鉱業を初めて視察 | |
2018 (平成30)年 |
3月3日 | 第1回神通川清流環境賞表彰式を開催 裁判提起50周年記念事業、松波先生の講演会を実施 |
協力科学者とイ病弁護団のご協力を得て裁判完全勝利の後、毎年実施し今日に至っている。全体立入調査の継続と排水、排煙、坑内、休廃坑、植栽等の各班毎の専門立入調査も実施し神通川に清流が甦り、Cdは、ほぼ自然界値となり、三井金属鉱業および神岡鉱業と被害住民は緊張感ある信頼関係が維持されている。
「神岡鉱業の鉱害対策報告書」は昭和54年から今日まで毎年発刊され科学者による解析をする会議も継続している。
平成27年7月被害住民による「発生源対策専門委員会」を発足し、科学者の指導を受け若い弁護士とともに検討研修を重ねている。